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【住吉大社】海の神を祀る社 パワースポット五大力さん
日本全国にある住吉神社の総本宮。大阪のパワースポットとしても有名!
大阪 - 住吉区
1800年の歴史と魅力
住吉大社は、今からおよそ1,800年前、西暦211年に神功皇后(じんぐうこうごう)によって建立されたと言われている、日本全国に約2,300社ある住吉神社の総本宮です。
住吉大社の魅力は非常に広く深く、日常的なお参りや初詣神社として人気が高いことは言うまでもなく、 例えば上の四角い鳥居柱のように珍しい様式が採用されている建築的な部分とか、 また広大な境内に数多く祀られている摂社・末社との縁的な部分とか、 あるいは神功皇后が住吉大社を建立された際の歴史的・神話的な部分など、 それぞれに、興味をお持ちの人にとってはそれだけで何度でも訪れてみたくなるほど魅力的なものとなっているそうです。
トップ写真
【住吉大社の反橋-そりばし(太鼓橋)】
住吉大社の西正面、南海住吉大社駅側から境内に入ると真正面に見える、住吉大社の代名詞の1つとも言える『反橋(太鼓橋)』です。
美しく描かれる特徴的なアーチに、朱に塗られた欄干が映えます。
形状的に、橋の上りはじめと下り際になるほど傾斜が急になり、頂上付近はほとんど平らとなるため、徐々に段差が変化する階段が付いています。
住吉大社の境内を巡る
住吉大社の西正面から境内に入ると、大きな鳥居の向こう真正面に太鼓橋(反橋)が見えます。
この太鼓橋は、登り際(降り際)の傾斜はかなり強くなっていて、駅構内や歩道橋など街中で一般的に見かける階段よりも急な角度となっています。
そのため、この橋を初めて間近で見た時は『壁』に近いような印象を受け、遠目に見た時の印象よりも大きく感じるような気がします。
太鼓橋を渡ると左手に手水舎があります。
ウサギの口から水が注がれているのは、住吉大社では兎が神の遣いとされているからで、その由来は神功皇后がお祭りされた日が卯歳(うのとし)、卯月(うづき)、卯日(うのひ)であったからとされています。
◆住吉大社の御本殿は四棟
住吉大社では、住吉三神と言われる3柱の神と、のちに住吉大社を創建された神功皇后自身も神として祀られるようになったため、御本殿が4棟あります。
第一本宮から第三本宮まで住吉三神が祀られ、この3棟はほぼ真西を向いて1列に並んでいます。 神功皇后の祀られる第四本宮は第三本宮の右隣に並ぶ形で建てられています。
写真手前が第三本宮で、右隣に並んでいるのが第四本宮です。
住吉大社では第一本宮から第三本宮までは男神、第四本宮には女神が祀られていることになるのですが、神社建築では祀られる神が男神か女神かによって、屋根の千木(ちぎ)の部分の形状が異なります。
●青
:男神-外削ぎ/地面に対して垂直に削られています。
●赤
:女神-内削ぎ/地面に対して水平に削られています。
住吉大社では、この第一本宮から第四本宮までの4棟が国宝として指定されています。
◆一寸法師ゆかりの社
住吉大社の境内の一角にある『種貸社(たねかししゃ)』は、昔話で有名な ”一寸法師” の発祥の地とされています。
比較的近年に改修された真新しい神社です。 この鳥居も四角柱の柱が採用されていて、貫(下段の水平部分)が左右に突き抜けていない中山鳥居となっています。
鳥居をくぐってすぐ左手に手水舎があり、そこにお椀に乗った一寸法師がいました。
この種貸社本殿の右隣に、実際に人が乗り込めるサイズの大きなお椀と、 観光地などでよく見かける写真撮影用の顔出しパネルが設置されているのですが、 そのパネルには、以下のような説明文が書かれています。
種貸社-説明文
一寸法師発祥の地 住吉大社
昔話で有名な一寸法師は、室町時代から江戸時代にかけて成立したとされる物語集の『御伽草子』に出てくるお話で、その冒頭では住吉大明神にお祈りし、そのお陰で子供を授かるところから始まります。
この背景には、住吉大神の御加護を得て、無事に応神天皇をご出産になられた神功皇后様(第四本宮御祭神)や、薩摩藩主島津氏の祖となった島津忠久公が生まれた誕生石などの安産や子宝に関する説話が広く知れ渡っていたことが伺え、現在でも、ここ住吉大社境内の種貸(たねかし)社は、神種を授ける神様として、各種農業の種、子授けや商売の元手となる資本金、良い知恵を授けて下さる神様として篤く信仰されております。
子宝
資本 元種の神 住吉種貸社
知恵
住吉の御誓に、末繁盛に栄え給ふ、世のめでたきためし、これに過ぎたることはよもあらじとぞ申し侍りける。
(「御伽草子」)
◆五大力さん - 自分で探すお守り
同じく、住吉大社の境内の一角にある『五所御前(ごしょごぜん)』は、 神功皇后が住吉大神をお祀りするための場所を探しているとき、3羽の白サギが飛んできてこの杉の木にとまったので、ここへお祀りしたと伝わる、住吉大社の中でも特別な聖地とされています。
この玉垣のなかには小石が敷き詰められているのですが、その小石の中に『五・大・力』と書かれたものがあり、これを集めてお守りにすると心願成就のご利益があると言われています。
この石の文字は、筆で書かれたような文字もあればマジックやペンで書かれた文字もあるのですが、どれを選んでも良いと思います。
また不思議なもので、3文字の内ある一文字だけがなかなか見つけられなかったりするのですが、ともあれ無事に『五・大・力』の石を探し出すことができたら、
手水舎で石を洗って、
授与所でこの小さな巾着を購入し、
これに先ほどの『五・大・力』の小石を入れてお守りとします。
なお、願いごとが叶った暁には、自分の家の近くで手ごろな石を拾って、それに自分で『五・大・力』と書いて先の玉垣の中にお返しするのが慣わしとなっています。 筆やペン、マジックなど、石に色んな人による文字が書かれているのはそのためです。
こういう場合、なんとなく筆で書かれたように見える文字の方がご利益がありそうな気がしていたのですが、 よく考えてみますと、ここに小石をお返しされる方はその方の願いは叶ったことになりますので、 例えば細字のマジックとか、明らかにお返しに来られた方が書いたと思われる小石を探した方が、 より早くご利益に与れる可能性もあるのかも知れないですね。
◆おもかる石で占ってみる
住吉大社の境内から少し離れたところに『大歳社(おおとししゃ)』という末社があります。ここの ”おもかる石” で願いが叶うかを占ってみましょう。
住吉大社の境内を南東から出て、ほんの50mほど進むと、
美容の神として親しまれ、住吉大社に参拝する女性は必ず訪れることが慣わしになっているという『浅沢社(あさざわしゃ)』があります。
この浅沢社からさらに50mほど進むと、
『大歳社-おおとししゃ(大歳神社)』があります。
おもかる石は、この鳥居を入って右手奥の『おいとしぼし社』に置かれていて、そこで願いが叶うかを占うことが出来ると言われています。
立札に書かれている、占い方の手順は以下の通りです。
●まず、2礼・2拍手・1礼します。
●次に、石を持ち上げ、重さを覚えます。
●次に、石に手を当て、祈ります。
●次に、もう一度石を持ち上げてみます。
その時、最初に持ち上げた時よりも、
軽く感じる=願いが叶う
重く感じる=努力すべし
●最後に、2礼・2拍手・1礼し、退出します。
※指詰めにご注意ください。
石は3つ並んでいますが、どの石で占っても良いようです。
この石は相当な重さがあります。立札にも書かれていますが、石を持ち置きする際の指詰めや、まして足の上に落としてしまうような事のないよう、十分にご注意ください。
住吉大社境内マップ
◆夜の住吉大社
住吉大社 夜の参拝について
住吉大社の開門時間は朝6時(時期により6時半)から夕方5時までとなっていて、その開門時間以外は境内に立ち入ることができません。
ですが、太鼓橋周辺など夜間でも入れる範囲もあって、また西側の正門にはお賽銭箱も設置されているので、夜間でも門外からお参りすることができます。
●
住吉大社 夜の写真
その他の写真
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MAP&info
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しばらくお待ちください
●場所
大阪市住吉区住吉2丁目9-89
●開門時間
・4月~9月:6時~17時
・10月~3月:6時半~17時
※正月や夏祭りなど例外もあり
●電話
06-6672-0753
●駐車場
約200台 1時間毎に200円
●主な祭事
・住吉祭:7月海の日、7月30日~8月1日
・御田植神事:6月14日 13時より
・初辰まいり:毎月最初の辰の日
●HP
http://www.sumiyoshitaisha.net/
●交通
▼電車・バス
・南海本線『住吉大社駅』から東へ徒歩3分
・南海高野線『住吉東駅』から西へ徒歩5分
・阪堺電気軌道(路面電車)『住吉鳥居前駅』から徒歩すぐ
・市営バス『住吉公園』停留所から徒歩5分
★住吉大社からの南大阪巡り
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